今日紹介するのは、Google が公式で無料配布している『検索エンジン最適化スターターガイド』です。
文字通り、SEO対策における教科書のような資料。サイト制作者ならば一度は目を通しておくべき必携のPDFです。

検索エンジン最適化スターターガイド

目次はコチラ。

Contents

SEOの基礎
適切なページタイトルを付けよう
descriptionメタタグを設定しよう
サイト構造の改善
URLの構造を改善しよう
ナビゲーションをわかりやすくしよう
コンテンツの最適化
質の高いコンテンツを提供しよう
適切なアンカーテキストを書こう
画像の利用を最適化しよう
見出しタグを適切に使おう
クローラーへの対処
robots.txtを効果的に設定しよう
リンクにnofollow属性を活用しよう
モバイルSEO
モバイルサイトをGoogleに知らせよう
携帯ユーザーを適切に誘導しよう
プロモーションと分析
正しい方法でサイトを宣伝しよう
便利なツールを活用しよう

以下では、特に重要な点を幾つかピックアップして紹介します。

SEOの基礎

HTML内の title タグや description タグの内容は Google の検索結果に表示される最も重要な項目の1つです。
手間はかかりますが、以下の内容を着実に実践していくことが大切なようです。

  • titleタグ: ページごとに固有の簡潔で説明的なタイトルをつける
  • descriptionメタタグ: ページごとに固有で、ページ内容を正確にまとめる

サイト構造の改善

ウェブサイトのURL構造(ルーティング)は、検索エンジンがクローリングしやすくなるための重要なポイントです。エンジニアの立場からも、SEOを意識したルーティング構成になるように常に心がけることが大切なようです。

また、ナヴィゲーションはユーザーが適切にコンテンツに到達するためのとても重要な要素です。トップページからユーザーがどのように詳細ページにたどり着くかを常に意識してサイトを構築することが大切で、それと同時に検索エンジンからみたナビゲーションも大切だそうです。

コンテンツの最適化

SNSでの口コミや掲示板やブログへの紹介が自然発生するような質の高いコンテンツを提供することはGoogle検索エンジンの中でも最も重要な点ですので、特に意識してコンテンツを作っていきましょう!

画像のalt属性は何らかの理由で画像が表示されない際にユーザーに代替情報を知らせることと、検索エンジンに画像に関する情報を知らせることの2つの意味があります。alt属性もアンカーテキストなどと同じく、簡潔で説明的なテキストを心がけましょう。

h1, h2, h3, h4, h5, h6タグを見出しタグと呼びます。この見出しタグはHTML内での重要性を表すために使います。目次を作るようにコンテンツの何が主要なのかを考えて、コンテンツのポイントとなる部分に見出しタグを設置するようにしましょう。

クローラーへの対処

コメント欄や掲示板などユーザーが気軽に書き込める場所は、時としてスパムの標的となります。スパムサイトへのリンクがページ内に存在すると、Googleがそのサイト自体の評価を下げてしまう可能性があります。これを防ぐためにユーザーが自由に操作できるリンクにはrel属性の値にno followをセットするようにしましょう。

このスパムコメントへの対策は、『Google ウェブマスターツール内のヘルプ ユーザー生成スパム』にも詳しく書かれているのでぜひ参考にしてみてください。

モバイルSEO

Googleモバイルの検索結果は携帯電話からの利用を想定しており、デスクトップ版とは検索結果が異なります。Googleにモバイルサイトとして判定されているかをチェックするには、『Googleモバイル検索でsite:演算子を使って検索』を実施します。この検索結果に表示されない原因は主に3点です。

1. Googleがモバイルサイトを発見できていない

モバイルサイトマップを作成して配信することでこの問題を解決できます。このモバイルサイトマップについては、『Google ウェブマスターツール内のヘルプ 特殊なサイトマップ(動画、画像、ニュース、モバイルなど)』に詳しく書かれてます。

2. Googlebotがモバイルサイトにアクセスできない

モバイルサイトの中には、携帯電話以外からのモバイルサイトへのアクセスを禁止している場合があります。そのため、Googlebotがモバイルサイトにアクセスできないケースがあるそうです。モバイルサイトの収集用のGooglebotは、ユーザーエージェント情報が“Googlebot-Mobile”です。このGooglebotもモバイルサイトにアクセスできるようにしましょう。

3. モバイルサイトであることを正しく判定できない

Googlebotが携帯電話で閲覧できないと判断されるページは、モバイルサイトのインデックスがされません。この判定はさまざまな情報に基づき行われるそうですが、例えばXHTML MobileやCompact HTMLなど携帯端末向けのフォーマットのDTDを宣言しているかなどを確認しましょう。

デスクトップ検索でモバイルページが表示されたり、モバイル検索でデスクトップページが表示される問題があります。この問題のベストな対策はリダイレクトさせることです。Googleはこのリダイレクトによって両者の関係に気づき、デスクトップ検索からはデスクトップのページを、モバイル検索からはモバイルページを表示するようになるそうです。この場合はデスクトップの個別ページからモバイルの個別ページへリダイレクトするように、一致するコンテンツ間でリダイレクトするように心がけましょう。

プロモーションと分析

正しい方法でサイトを宣伝して被リンクを獲得すること。
ソーシャルメディアの特性を理解して、ユーザーが興味をもつコンテンツに絞って紹介するようにしたり、関連するコミュニティへ参加していくことで自然な被リンクの獲得を目指しましょう。


以上。
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