通常WordPressの管理画面で表示される「投稿一覧」と「固定ページ一覧」は、どちらも1ページあたり20件になっています。
もともとページ数や投稿数が少ないサイトならばこの仕様で何も問題ありませんが、ブログの記事が多くなってきたり、大規模サイトの構築で固定ページも増えたりしてくると、20件では管理しづらくなってきて、一度にもっとたくさんのページを表示させておきたいときがあります。
特に大量の投稿を一括で管理・修正したいときに、このニーズが発生します。
「設定」→「表示設定」→「1ページに表示する最大投稿数」のように簡単に設定できるのが理想ですが、そのような機能は存在しないため、いつものように[functions.php]にコードを書き加えて対処するのが最善の解決策になります。
管理画面の「投稿一覧」と「固定ページ一覧」の最大表示数を変更する。
使用中のテーマの[functions.php]の適当な箇所に、以下のコードを記述してみましょう。
function my_edit_posts_per_page ($posts_per_page) { return 50; } add_filter('edit_posts_per_page', 'my_edit_posts_per_page');
これで最大表示件数が50件に増えたはずです。
コード内の「50」の箇所を好きな数字にすれば、自由に表示件数をカスタマイズすることができます。
ちなみにここで指定した表示件数は「投稿」と「固定ページ」のほか、「カスタム投稿タイプ」にも適用されます。
注意点
指定する数値に限度はありません。だからと言って「500」や「1000」などと、あまりにも大きい数値を指定してしまうと、読み込みに時間がかかり、かえって作業が滞ってしまうケースも考えられます。
最悪の場合はタイムアウトしてしまうので、ほどほどの数値(せいぜい300程度)にしておくのが良さそうです。
またテーマファイルの[functions.php]は極めて重要なファイルで、エラーがあるとウェブサイトが何も表示されなくなるなど、深刻な問題の原因になります。
初心者の方や、編集に慣れていなくて不安な方は、あらかじめバックアップを取っておきましょう。