最近はjQuery不要でも動くスクリプトが流行りのように感じていますが、気のせいでしょうか?
今日紹介する[wow.js]も、jQuery要らずで実装可能な優良スクリプト。
容量も8KBと軽量で、別途配布されている「Animate.css」との組み合わせで様々なアニメーション効果を付与することができます。
アニメーションが開始されるスイッチはウィンドウのスクロールに依存しており、いくつかのオプションを設定することでタイミングやアニメーションの持続時間、繰り返される回数などを指定できます。
実際に[wow.js]を使ったサンプルサイトを用意しましたので、まずはコチラをご覧ください。
wow.js:サンプルサイト
画面をスクロールさせると、それに合わせてコンテンツがアニメーションするのが確認できます。
jQueryを使わずに済むこともあり、導入はいたって簡単です。
必要なファイルをダウンロードする
[wow.js]の利用には、メインとなるスクリプト本体ファイルの「wow.js」以外に、スタイルシートの「animate.css」が必要です。
それぞれを以下のサイトからダウンロードしてきましょう。
取得したファイルを読み込む
以下のコードを参考に、ダウンロードしてきた2つのファイルをhtmlファイルに読み込ませます。
<link rel="stylesheet" href="animate.css"> <script src="js/wow.min.js"></script>
さらに、[wow.js]を起動させるための初期設定が必要なので、以下のコードも記述しておく必要があります。
<script> new WOW().init(); </script>
繋げて書くと以下のようになります。
<link rel="stylesheet" href="animate.css"> <script src="js/wow.min.js"></script> <script>new WOW().init();</script>
記述する場所は<head>〜</head>内が適切でしょう。
アニメーション処理を施したい要素を定義する
最後に、動作させたい要素に特定のクラス名を付与します。
<div class="wow fadeInUp">アニメーションさせたい要素</div>
アニメーションの種類は「animate.css」に依存しており、「fadeInRight」「fadeInUpBig」「flipOutX」「rotateInUpLeft」などなど、様々な動きの中から好きなものを指定して使うことができます。
このとき、クラス名に「wow」を付けておくことも忘れないように。
オプション設定
HTML5から導入されたカスタムデータ属性を使って、以下、4つのオプションを指定することが可能です。
- data-wow-duration
- アニメーションを継続させる時間。長く設定するとゆっくりアニメーションされる。
- data-wow-delay
- アニメーションの開始タイミング。
- data-wow-offset
- アニメーションをスタートさせる位置。
- data-wow-iteration
- アニメーションを繰り返す回数。
公式サイトのデモは以下より。
商用での利用は有料になるのでご注意を。