WordPressで投稿記事や固定ページを編集する際、自動でバックアップが保存されていきます。
この機能は「リビジョン」と呼ばれており、ネットワークが途切れたり、ブラウザが落ちたときなど、編集した内容が消えてしまうリスクを防いでくれています。
直前まで編集していた内容が自動保存されてるので費やした労力と時間が水の泡になることがなく、安心して記事の編集に集中できるので大変便利な機能です。
しかし場合によってはこの機能自体が不要なケースもありますし、データベースが肥大化してしまうというデメリットもあります。
そこで、このリビジョン機能を無効化したり、リビジョンが保存される間隔や最大保存件数などを予め設定しておくことをお勧めします。
リビジョン機能を無効化するには?
WordPressをインストールしたフォルダにある「wp-config.php」に、以下のコードを記述します。
define('WP_POST_REVISIONS', false);
記述する場所は require_once(ABSPATH . 'wp-settings.php');
より前にする必要があります。
具体的にはdefine('WP_DEBUG', false);
の直後あたりが適切かと思います。
リビジョンの保存件数を制御するには?
同様に、リビジョンの最大保存件数を設定するには以下のコードを記述します。
define('WP_POST_REVISIONS', 3);
上記の例では保存件数の上限を「3」に指定しています。
他に、「WP_POST_REVISIONS」で指定できる引数には以下の3種類があります。
- 「true」または「-1」
- すべてのリビジョンを保存する。
- 「false」または「0」
- 1つの自動保存を除いて、リビジョンをまったく保持しない。
- 「(int) > 0」
- 指定した数のリビジョンを残し、古いリビジョンは自動的に削除される。
ちなみに「int」はプログラム言語では「integer」の略語、つまり「整数」を意味します。
「(int) > 0」はゼロより大きい整数を意味するので、「1」以上、ということになります。
リビジョンの自動保存間隔を調整するには?
自動保存はデフォルトでは「1分」に設定されており、1分経過する毎にリビジョンがどんどん増えていき、データベースを圧迫していきます。
この保存間隔を変更するには以下のコードを使います。
define('AUTOSAVE_INTERVAL', 600);
指定する数値は秒単位で。上記の例では「600秒」毎に自動で保存する設定になっています。
保存されているリビジョンを削除するには?
過去に保存されたリビジョンを削除するには、WordPressのプラグインを利用するのが最速・最善の手段かと思います。
有名なものでは「Better Delete Revision」などがお勧めです。
ダウンロードは以下よりどうぞ