WordPressには便利なプラグインがたくさんあって、あれもこれもと多く入れてしまいがちです。
一部の画面に表示させるタイプのプラグインでは、独自のスタイルシートを読み込んでいるケースがよくあります。
プラグインごとにファイルを分ければメンテナンスはしやすいかもしれませんが、外部ファイルはなるべく少なくまとめたいものです。

リクエスト数を減らしてパフォーマンスを改善できますし、表示方法は自分でスタイルシートを記述してコントロールしたいですからね。

そこで、プラグインによって自動的に追加される不要な CSS や JavaScript を読み込ませなくする方法を紹介します。

例えば、よく使用されるプラグインに[Wp-PageNavi]や[Contact Form 7]があります。
これらのプラグインを使うと、当然のように専用の CSS が読み込まれますが、functions.php に以下のコードを追加すればその CSS を読み込まなくすることができます。

add_action( 'wp_print_styles', 'my_deregister_styles', 100 );
function my_deregister_styles() {
wp_deregister_style( 'wp-pagenavi' ); // Wp-PageNavi の CSS を読み込まなくする
wp_deregister_style( 'contact-form-7' ); // Contact Form 7 の CSS を読み込まなくする
}

上記のようにプラグインによって「wp_deregister_style」の引数を変更すればOK。
ここで記述する文字列はプラグインの「wp_enqueue_style」で指定されています。
プラグインフォルダを検索すれば簡単に見つかると思います。

また、同様に自動で読み込まれる JavaScript のファイルを読み込ませなくするには、「add_action」の中身をJavaScriptに対応させたコードに代え、CSS のときに使った[wp_deregister_style]の代わりに[wp_deregister_script]を使います。

add_action( 'wp_print_scripts', 'my_deregister_script', 100 );
function my_deregister_script() {
wp_deregister_script( 'contact-form-7' ); // Contact Form 7 の JavaScript を読み込まなくする
}

なお、「add_action」で指定している数字(この例では『100』)は実行順のようなもので、元の「wp_enqueue_style」や「wp_enqueue_script」より大きいの数字を指定しておくようにします。