<title>タグは、文書にタイトルをつける際に使用します。
基本的には1つの文書に1つだけ、<head>~</head>
の中に配置します。
1つの文書内で複数の<title>を指定することはできません。
また、HTML5では、title要素は必須要素ではありません。ほとんどの場合、title要素はhead要素の子要素として必須ですが、より高いレベルのプロトコルでタイトル情報が提供される場合には、title要素を省略することができます。例えば、HTMLが電子メール編集フォーマットとして使用される場合には、電子メールの件名がタイトル情報を提供します。
<title>~</title>に指定する文書のタイトルは、検索エンジンの検索結果画面やユーザーの利用するブラウザのブックマーク欄などに表示されるので、文書の内容を表すものを指定する必要があります。
さらに、title要素はSEO対策としても大変重要な意味を持ちます。
検索結果で上位表示させたいキーワードがある場合には、<title>~</title>の中に自然な形でキーワードを配置しておくべきでしょう。
文書のタイトルは、<h1>タグなどで指定する文書の最初の見出しと同じである必要はありません。
文書の最初の見出しは、文書の流れの中で理解されるためです。以下のサンプルでは、タイトルで「告発サイトによる政府や企業への影響」に関する文書であることを示しています。
最初の見出し「影響の拡大」は、読者がこの文書が何に関するものであるかを知っていることを前提として付けています。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <title>告発サイトによる政府や企業への影響</title> </head> <body> <h1>影響の拡大</h1> <p>ウィキリークスに代表される政府や企業などの機密情報を公開するウェブサイトは…</p> </body> </html>
参考:HTML5 タグ一覧