はじめに
「他のウェブサイトではどんなプラグインを使っているのか?」
WordPressで構築したサイトを運営していると、他のブログでどんなプラグインが使われているのか気になりますよね。
そこで今日は、今アナタがご覧になっているこのブログ、オンズのウェブサイトで実際に使っているプラグインをすべて紹介します。
タイトルそのまま「【2016年度版】オンズのウェブサイトで実際に使っているWordPressプラグイン」です。
特に目新しいプラグインはありませんが、私たちのウェブサイト運営に関する哲学の一端を垣間見れると思います。
以下、まずはプラグインの利用に関する私たちの基本的な考え方から紹介します。
オンズのWordPress運営の方針
私たちは、ウェブサイトを運営する際に、自分たちで取り決めたいくつかのガイドラインに従っています。
そのうちの1つが「プラグインはなるべく使わない」という方針。
あまりに多くのプラグインに依存すると、メンテナンスも大変になり、長期的に見て手間が増えると考えています。
プラグイン同士の相性も考慮する必要がありますし、配布されているプラグインが開発終了してしまうケースもあります。
そうしたリスクを最低限に抑えるため、実際にオンズのウェブサイトで使っているプラグインはわずか11個に限定。
簡単なものなら自分たちで開発して、インストールするプラグインの選択には細心の注意を払い、なるべくプラグイン無しで運営できるように工夫しています。
実際にインストールしているプラグイン
プラグインを利用する際は、その優先順位も考えています。
「必須のプラグインは何か?」
「重要度の高いものはどれか?」
「重要度の低いものはどれか?」
それらをあらかじめ決めておくことで、利用するプラグインが増えてきたときは重要度が低いプラグインを躊躇せずに切り捨てています。
そこで、ここでは優先順位の高い順にプラグインを並べてみました。以下、順に紹介していきます。
目次
WP Multibyte Patch
日本語版のWordPressに最初から梱包されているプラグインです。日本語で運用するにはこのプラグインは必須。まず一番最初に有効化するプラグインですね。
ひらがなや漢字などのマルチバイト文字に関して、投稿画面の文字数カウントの正常化や全角スペースと半角スペースの扱いなどを最適化してくれます。
通常はデフォルトでインストールされているのでダウンロードする必要はありませんが、有事の際は以下のリンク先からファイルを入手できます。
Plugin Directory - WP Multibyte Patch : https://ja.wordpress.org/plugins/wp-multibyte-patch/
Google XML Sitemaps
XMLサイトマップを自動生成する有名なツールです。ここでいう「サイトマップ」とはユーザーに見せるための一覧ページではなく、検索エンジンに対してサイトの構成を知らせるためのもので、主に「Google Search Console」で登録するために使用します。
Plugin Directory - Google XML Sitemaps : https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/
Contact Form 7
簡単にお問い合わせフォームを設置できるプラグインです。
ほぼすべてのWordPressサイトで導入していますね。極めて利用頻度の高い超優良プラグインです。
Plugin Directory - Contact Form 7 : https://ja.wordpress.org/plugins/contact-form-7/
Jetpack by WordPress.com
本家の「WordPress.com」で提供されているさまざまなツールを、インストール型WordPressサイトでも使えるようにしたプラグインです。
特筆すべき機能としては「サイト統計情報」「Photon」「カスタム・コンテンツ・タイプ」「Infinite Scroll」などがオススメです。
Plugin Directory - Jetpack by WordPress.com : https://ja.wordpress.org/plugins/jetpack/
Unveil Lazy Load
いわゆる「Lazy Load」系のプラグインです。
ウェブサイトの読込・表示速度アップのために導入しています。
ブラウザのスクロールに応じて画像を遅延読込させて、体感表示速度も飛躍的に向上します。
他にも様々な「Lazy Load」系のプラグインを試しましたが、弊社の運用スタイルと最も相性が良く、成果も著しかったのがこのプラグイン。
Plugin Directory - Unveil Lazy Load : https://ja.wordpress.org/plugins/unveil-lazy-load/
説明不要ですね。前述の[WP Multibyte Patch]と同じく、最初からプリインストールされているプラグインです。
慣れないうちはAPIキーの入手と設定に戸惑うかもしれませんが、実際は数ステップの簡単な作業で有効化することができます。
スパム対策のため、必ず有効化しています。
Plugin Directory - Akismet : https://ja.wordpress.org/plugins/akismet/
Login LockDown
セキュリティ強化のためのプラグインです。
この[Login LockDown]を利用する以前は[Limit Login Attempts]という同機能のプラグインを使っていましたが、2年以上更新がされていないため乗り換えました。
管理画面にログインするとき、ユーザーIDやパスワードの入力を間違えた場合に、指定した時間ログイン不能にすることができます。
ブルートフォースアタック対策として、この手のプラグインは必ず1つは導入しておきたいですね。
Plugin Directory - Login LockDown : https://ja.wordpress.org/plugins/login-lockdown/
Table of Contents Plus
記事の冒頭などに「目次」を自動挿入できるプラグインです。この記事の上部でも使っていますが、お気付きでしたでしょうか。
それほど重要度は高くありませんが、確実にUIの向上に繋がり便利なので利用しています。
Plugin Directory - Table of Contents Plus : https://ja.wordpress.org/plugins/table-of-contents-plus/
Amazon JS
重要度は低いプラグインですが、Amazonアソシエイトのリンクを添付する際、作業効率が圧倒的に改善するので利用しています。
投稿編集画面のビジュアルエディタから商品やASINを検索して、ショートコードで簡単にAmazonへのリンクを貼ることができます。
Plugin Directory - Amazon JS : https://ja.wordpress.org/plugins/amazonjs/
PubSubHubbub
投稿した記事を素早く検索エンジンにインデックスさせるためのプラグインです。
特に設定などは必要なく、有効化しておくだけで良いので重宝しています。
ただし、通常は Google Search Console の機能「Fetch as Google」を先に使ってしまうので、重要度は低く、いつでも削除していいレベルのプラグインと捉えています。
Plugin Directory - PubSubHubbub : https://ja.wordpress.org/plugins/pubsubhubbub/
Broken Link Checker
リンク切れをチェックしてくれるプラグインです。
どんなに注意深くサイトを運用していても、外部リンク先のサイトが閉鎖されていたり、ページが削除されていることなどは、滅多に気づきません。
リンク切れの放置はSEO的にも好ましくないので、定期的・自動的にリンクをチェックしてくれる[Broken Link Checker]は諸手を挙げてオススメできるプラグインです。
Plugin Directory - Broken Link Checker : https://ja.wordpress.org/plugins/broken-link-checker/
まとめ
多くのプラグインを利用している制作者の方は「信じられないくらい少ない」と感想を抱くかもしれません。
でも、本当にここに挙げたプラグインしか使っていないんです。
キャッシュ系のプラグインも、SEO系のプラグインも、関連記事を出力するプラグインも……。
巷のブログでよく紹介されているプラグインとは完全に無縁です。
正直に言うと、ある程度の技術力があるからこそ可能になるスタイルなので、万人にお勧めできる運営方針ではありません。
ただ「こういう運営スタイルもアリかもな〜」と、WordPress運用にあたって少しでも参考にしていただければ幸いです。
でわでわ。