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WordPressで構築したサイトで投稿記事や固定ページの公開日時を表示させる際、通常は the_date() または the_time() を使います。

よく似ている関数ですが、それぞれ挙動が異なります。

the_date() の挙動

<?php the_date("Y年n月j日"); ?>

the_date()は、投稿の日付を表示しますが、同じ日付の投稿が複数ある場合、その日付は1回しか表示されません。
つまり、例えば2024年10月3日に複数の投稿があったとしても、最初の投稿にのみ日付が表示され、その後の投稿では省略されます。日付が変わった場合に再び表示される仕組みです。

the_time() の挙動

<?php the_time("Y年n月j日"); ?>

一方、the_time()は、投稿ごとに必ず時刻を表示します。
投稿ごとの正確な時刻や日時を表示するために使用します。
the_date() とは異なり、日付が同じでもすべての投稿でその時刻が表示されます。

使い分けのポイント

上記のとおり、the_date() のほうは少々変わった挙動をするので注意が必要です。
「同じ日に複数の記事がある場合、最初の記事のみに一度だけ日付が出力される」という仕様になっているため、同じ日に複数記事を投稿した場合に思ったように日付が表示されないという現象が起こります。

解決策としては[the_date();]の代わりに[the_time();]を使えばいい、という単純なハナシなのですが、特にWordPress初心者ユーザーの方は誰もが一度は陥るであろう問題です。

the_date()は、日付ごとに区切りを作りたい場合や、見た目をスッキリさせたい場合に有用です。
同じ日付の投稿に対して日付を何度も表示しないため、視覚的な重複を防ぐことができます。

場合によっては、両者を組み合わせてカスタマイズする場面も出てくるかもしれません。

この機会に一度お使いのテーマファイルをチェックしてみてはいかがでしょうか。