WordPressのヴァージョン「4.2」以降から、データベースの文字コードが、これまでの「utf8」から「utf8mb4」に対応しました。
この仕様変更に伴い、今まで使うことができなかった絵文字や象形文字、科学・数学・音楽などの分野の特殊な記号を表示できるようになりました。
同時に、絵文字を表示するための JavaScript と CSS のコードが <?php wp_head(); ?>
のときに吐き出されています。
ソースコードを見ると window._wpemojiSettings
で始まるスクリプトと img.wp-smiley
及び img.emoji
のスタイルが記述されていることを確認できるはずです。
サイトで絵文字を使うことがない場合この記述は不要になり、ページの読み込み速度の低下にも繋がるので、あらかじめ無効化しておくことをお勧めします。
やり方は簡単で、使用中のテーマのフォルダ内にある「functions.php」に以下のコードを記述するだけです。
remove_action('wp_head', 'print_emoji_detection_script', 7 ); remove_action('wp_print_styles', 'print_emoji_styles');
管理画面(ダッシュボード)でも無効にしたい場合はさらに以下のコードを追記します。
remove_action('admin_print_scripts', 'print_emoji_detection_script'); remove_action('admin_print_styles', 'print_emoji_styles');
ちなみに同じことを処理するために「Disable Emojis」というプラグインも開発されていますが、わざわざプラグインに頼らなくても、わずか数行のコードを追加すれば済みますので、やはり「functions.php」を編集するやり方をお勧めします。
この程度の簡単な問題はなるべくプラグインに頼らずに解決しましょう。