数あるスライダー系のjQueryプラグインの中で、縦方向のスクロールに対応しているものは珍しく、探そうとしてもなかなか見つかりません。
今日はその悩みを解決する[jQuery Multirole Slider]の使い方を紹介します。
まずはサンプルをご覧ください。
ご覧いただいたとおり動作も軽快でスルスル動きます。
導入も比較的簡単にできるのでオススメです。
[jQuery Multirole Slider]の実装方法
使用するファイル一式は「jQueryScript.net」からダウンロードできます。
使用するのは「slider.js」と「slider.css」の2つ。
さらに別途でjQueryの本体ファイルを読み込みます。
HTMLの <header>〜</header> 内に以下のようにコードを記述します。
今回はjQuery本体ファイルはGoogleのCDNにホストされているものを使います。
<link rel="stylesheet" href="slider.css"> <script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.0/jquery.min.js"></script> <script src="slider.js"></script>
続いてスライダー部分を作り込んでいきます。
各スライドには「slideCell」というクラス名を、それらを梱包する要素には「slideGuide」というクラス名を付与します。
<div class="slideFrame" id="sample"> <ul class="slideGuide up"> <li class="slideCell"> <img src="1.jpg" alt="" width="300" height="300"> Description 1 </li> <li class="slideCell"> <img src="2.jpg" alt="" width="300" height="300"> Description 2 </li> <li class="slideCell"> <img src="3.jpg" alt="" width="300" height="300"> Description 3 </li> <li class="slideCell"> <img src="4.jpg" alt="" width="300" height="300"> Description 4 </li> <li class="slideCell"> <img src="5.jpg" alt="" width="300" height="300"> Description 5 </li> </ul> </div>
さらに、スライダーを動かすための設定用のコードを記述します。
<script> $(function(){ $("#sample").slider({ direction: "up" }); }); </script>
なお、すべての設定項目は以下のとおり。
<script> $(function(){ $("#demo").slider({ loop: true, // 自動でループ time: 10, speed: 1, direction: "left", // 「up」「down」「left」「right」を選択可能 reverse: true, // 逆再生 auto: true, // 自動再生 easing: "linear", // jQuery easing plugin に依存 guideSelector: ".slideGuide", cellSelector: ".slideCell", ctrlSelector: ".slideCtrl", ctrlClick: false, // クリックでスクロール ctrlHover: true, // マウスオーバーでスクロール draggable: false, // ドラッグ対応 dragCursorOpen: "open.cur", dragCursorClose: "close.cur", shuttle: false, once: false, restart: true, restartTime: 3000, pause: true, build: true, sp: 1 // 初期設定スピード }); }); </script>
ドラッグに対応したり、逆再生も可能だったりと、なかなか細かいところまで作り込まれています。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。