今さらですが、ワードプレスのバージョン4.1以降から、より簡単にタイトルタグを出力できるようになっています。
これまで <title>〜</title> の出力には<?php wp_title(); ?>
を使うのが一般的でした。
テンプレートファイル内で使うときは次のように記述していると思います。
<title><?php wp_title(); ?></title>
しかし実際には、このままでは思いどおりのタイトルにならないので、条件分岐などを多用して少々複雑なコードを記述する必要があったんですよね。
それが WordPress 4.1 以降はテーマファイルの「functions.php」に add_theme_support ('title-tag');
という記述をするだけで、自動的にうまい具合に生成されたタイトルが出力されるようになっています。
add_theme_support ('title-tag');
WordPress側で自動で生成されるとのことで、最初は「SEO的にどうかな〜?」という疑問がありましたが、検証の結果「問題ナシ」と判断。
数週間前から当ウェブサイトでもこの新しい方法を採用しています。
テーマファイルの「header.php」内に長々と記述してあった<title>〜</title>
を削除できたので、かなりスッキリしました。
特に細かい設定はせず、本当に単純に「add_theme_support (‘title-tag’);」と記述しているだけです。
ちなみに出力されるタイミングは「wp_head();」のときになります。
今後の「wp_title();」の扱いは?
さて。ワードプレスはさらにバージョンアップを繰り返し、明後日の12月8日に WordPress 4.4 がリリースされる予定です。
そして当初の予定では、この「WordPress 4.4」から、タイトル出力のためのwp_title();
が非推奨のタグになるはずでした。
「なるはずでした」というのは、一度β版のときに非推奨扱いになっているから。
今回、正式なリリース版では非推奨のタグになるのを免れましたが、新しく「wp_get_document_title ();」という関数が採用されていて、かつ「add_theme_support (‘title-tag’);」が推奨されます。
良い機会だと思うのでこのタイミングで<title><?php wp_title(); ?></title>
を止めて、新しいadd_theme_support ('title-tag');
を採用してみてはいかがでしょうか。