ワードプレスのユーザー登録時のアバター画像。
デフォルトでは[Gravatar]を経由しないと登録できません。
Gravatarは「Globally Recognized Avatar(グローバリー・レコグナイズド・アバター)」の略で、WordPress.com が提供している無料サービスです。
これを利用することでアバター画像を作成することが可能です。
この[Gravatar]自体は非常に秀逸なサービスなのですが、メンバーサイトを構築するときなど、単純に1つのサイト内でデータを入出力させたい場合は逆に不便です。
というワケで今回はGravatarを経由せずにプロフィール画像を登録/表示するためのプラグインを紹介します。
WordPressプラグイン[WP User Avatar]と[WP User Avatars]について
以前は[WP User Avatar]というプラグインが存在し、これは非常に便利なプラグインだったのですが、近年のアップデートにより[ProfilePress]という名前に変わりました。
ただ名前が変わっただけであれば問題はなかったのですが、この「ProfilePress」に変わったことで仕様も大幅に変更になり、機能も増えました。
これ、シンプルにアバター画像だけを変更したいというニーズには相反するんですよね。
そこで代替プラグインとして登場し、注目されているのが[WP User Avatars]というプラグインです。
名前が似ていますが代替プラグインのほうは末尾に「s」がついています。
基本的にはプラグインを有効化するだけで使えるので超簡単です。
インストール方法
インストールはワードプレスの管理画面(ダッシュボード)の左側にあるメニュー「プラグイン」→「新規追加」から行う方法が最も簡単です。
右上に「プラグインの検索」という検索フォームがあるので、そこに「WP User Avatars」と入力すると対象のプラグインが表示されます。
「今すぐインストール」をクリックして、プラグインを有効化すれば導入完了です。
公式のプラグイン・ディレクトリ「WordPress.org」からダウンロードする際は以下のURLからどうぞ。
[WP User Avatars]の設定
プラグインを有効化すると、プロフィール「ユーザー」→「あなたのプロフィール」からプロフィールの編集画面にアクセスします。
ここに「アバター」という項目が追加されているので「ファイルの選択」からメディアライブラリ経由でアバター画像を登録しましょう。
プロフィール画像の出力方法
登録したアバター画像を出力する際はテンプレートタグの get_avatar
を使います。
指定できる引数は以下のとおり。
<?php echo get_avatar( $id_or_email, $size, $default, $alt, $args ); ?>
具体的には次のように記述します。
<?php echo get_avatar( $post->post_author, 120 ); ?>
get_avatar
の詳しい使い方は公式の[WordPress Codex]を参照しましょう。
最後に
アバター画像を登録するため、同機能の様々なプラグインを試しましたが、最も使い勝手がよかったのが[WP User Avatar][WP User Avatars]でした。
なお旧プラグインの[WP User Avatar]は2015年4月24日以前の時点でクロスサイト・スクリプティングに関する脆弱性が報告されていますが、こちらは既に対策が施されており、バージョン「1.9.19」以降を使えば問題ないとのことです。
旧プラグインの[WP User Avatar]の仕様変更には困りましたが、すぐに代替プラグインを発見できたのは運が良かったです。
ぜひ一度お試しください。