コンピューターに疎い方は「文字コード」と言われてもピンとこないかもしれませんが、ハナシは単純です。

コンピューターはすべての情報を『0』と『1』に置き換えて処理しますが、その『0』と『1』の組合せと日本語の文字との対応表が文字コードというワケです。

ネットサーフィンをしていると、ごく稀に文字化けを起こしているホームページに辿り着くことがあります。
これはブラウザーが誤った文字コードを使って表示させたために起きている現象で、原因は多くの場合、『どの文字コードを使っているのか明記していない』ことがほとんどです。

そこで、文字化けを防ぐためにHTMLにどの文字コードを使っているのか記述しましょう…ということになるのですが、そもそも、数種類ある文字コードの中で、どれを選択すべきでしょうか?

…お勧めはズバリ、『UTF-8』です。

UTF-8は全言語(日本語はもちろん、英語、フランス語、ドイツ語、中国語、etc...)で共通に使われているため、文字化けを起こしにくいという利点があります。
特別な理由がない限り、文字コードはUTF-8を使いましょう。
記述方法ですが、HTMLの<head>内、一番上に以下のコードを挿入するだけ。

<meta charset="utf-8">

上記はHTML5の場合ですが、それ以前のヴァージョンのHTMLの場合はもう少し長くなります。

<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />

ちなみに、文字コードは他にも以下のようなものがあります。

  • シフトJIS:かつての日本語環境の主流(charset=shift_jis)
  • EUC:主にLinux(charset=euc-jp)
  • JIS:日本語メール(charset=iso-2022-jp)

転ばぬ先の文字コード。
ホームページ制作の際、HTMLの一番最初に文字コードの表示を!